青砥(あおと)の写真ブログ

写真撮影の解説などを行っています

綺麗なフレア・ゴーストの出し方

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綺麗な虹のゴースト

こんにちは。青砥です。

 

この写真のような幻想的な撮り方を最近良く見かけるようになりましたよね!

 

この虹の部分はゴーストと言われています。

 

たまにフレアと表記しているサイトもありますが、本来見える事のないものなのでゴーストと認識しておきましょう!

 

フレアというのは、画像全体のコントラストが低下して白みがかって見える所を指します☺️

 

インスタなどでも良く見かけますが、この虹のゴーストの出し方を徹底的に解説していきましょう!

 

 

 

まず、必要な物があります。それはレンズ。

それも古いレンズ(オールドレンズと呼ばれる)は出やすい傾向にあります。

有名所だとSUPER TAKUMAR やヘリオス などがあります。

 

最新式のレンズだと、綺麗に描写するためにフレアやゴーストを抑える構造に開発されているので、出す事が難しいです。

 

 

Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8

Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

HELIOS-44-2 CANON EOS 2/58 ロシアレンズ

HELIOS-44-2 CANON EOS 2/58 ロシアレンズ

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

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比較的新しいレンズでゴーストを出すように撮影

 

 

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こちらも比較的新しいレンズ

 

 

 

ここに掲載している虹ゴーストの写真はSUPER TAKUMARで撮影したものになります💁

 

そしてお持ちのカメラによってこのレンズをつけるM42規格のマウントアダプターというものが必要になります😳

安いものだと1,000円程度で売られています。こちらも揃えましょう👌

 

 

次に、ゴーストを出すコツを解説していきます。

 

・逆光で撮影する

 

まず、逆光で撮影する事が絶対の条件になります!

 

逆光で撮影することによって、レンズ内で光の乱反射が起き、結果的にゴーストやフレアが発生します😁

 

順光では鏡で光を反射するなどして強い光を取り込まなければ発生しません。

 

・絞りを開放する

 

絞りを開くことで、光を取り込む事ができ、フレア、ゴーストが発生しやすくなります😊

 

・光源をなるべく端に配置する

 

光源を端に配置する事で、ゴーストが画面いっぱいに広がるように写ります。

光源が映り込まなくても強い光がレンズ内に入るような角度にすればこの下の写真のように虹ゴーストが発生します。

 

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光源が直接入っていなくても発生する角度がある

 

・光が強すぎると全体が白いだけの写真になる

 

 

日中、太陽が高い位置にあって強い光の場合、カメラを常に上にむけて撮影する必要があるため、被写体にゴーストを被せるのが難しくなります…😇

 

また、光が強すぎるとただの白とびした写真になってしまったり、最悪の場合、カメラのセンサーが壊れてしまうので、意図的にカメラを太陽に向け続けることは避けた方がよいです😳

 

・朝日、夕陽など、陽が傾いた時間帯を狙う

 

陽が傾いた状態だと、被写体とゴーストを一緒に入れやすくなります。

また、太陽光も少し弱くなるため、ゴーストを入れても適切な露光が得られます😉

 

 

・ライブビューで撮影する(一眼レフ機の場合)

 

意外と大切なのが、コレ!

ミラーレスカメラの方はそのままで心配しなくて大丈夫です☺️👍

 

一眼レフ機はファインダーで見える情報と、撮影時に記録される情報が異なります!

ファインダーでゴーストが見えなくても、センサーにはしっかり記録されている場合があります。

ライブビューにしてゴーストを確認しつつ撮影場所や角度を工夫して見るのがおすすめです✌️

 

 

これらを全部踏まえて撮影すると、頭がパンパンになってしまいますが、

何度か繰り返すと感覚的に理解してきます。

そうなると簡単に撮れるようになるので、ぜひやってみてください🙈

 

 

 

 

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